2016年 年頭所感
~ 質の向上が量の拡大につながる好循環を ~

2016年1月4日
三井不動産リアルティ株式会社
代表取締役社長 山代 裕彦

年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年の日本経済は、景気回復を背景に企業の業績と雇用情勢が改善し、賃金の上昇もみられ、一進一退ながらも緩やかな回復基調で推移しました。
個人消費も徐々にではありますが好転しつつあります。不動産仲介マーケットは、一昨年の消費増税反動による落ち込みから回復し、堅調に推移しました。 当社におきましても、取扱件数は前年を上回り、物件価格の上昇傾向もあり良好な業績をあげることができました。
また、駐車場事業につきましても、昨年の8月には運営管理する駐車場が1万事業地を突破し順調に拡大しているほか、運営の創意工夫もあり好調に推移することができました。 全体としては、上々の年であったと考えています。

新生リアルティ誕生から5年目となる今年は、次なる目標に向けた飛躍の年にしたいと考えています。 ポイントは、量的な拡大を求めるだけではなくその質の向上に取り組んでいくということであります。
個人向けの不動産仲介部門においては、昨年度から実施しているサービスレベルの平準化を目的として導入した複数担当者によるユニット制を一層深化させ、お客さまの多様なニーズにお応えしてまいります。 また、お客さまに「安心」「安全」な取引を行っていただくため、取扱不動産に関する調査・説明力を強化し、業務品質のさらなる向上を目指します。加えて、これまで長きにわたり培ってきた「三井のリハウス」のサービスを真にお客さまの立場に立って進化させた「新しい仲介スタイル」を提案していきたいと考えています。
駐車場事業については、これまでも環境配慮型や非常時対応型の駐車場など「社会インフラ」としての機能にこだわった駐車場づくりを進めてまいりましたが、それを一層推し進め、今後は「安心」「先進性」「環境」「支援」の4つのキーワードを軸に、ICTの活用や先進技術の導入により付加価値の高いサービスを提供し、駐車場運営を通じた社会貢献に取り組んでまいります。

量の拡大から質の向上へ。 それがさらなる量の拡大につながっていく。 この好循環の初年度となるべく、全社一丸となって取り組んでいく所存です。

本件に関するお問い合わせ

三井不動産リアルティ株式会社
企画部広報グループ
TEL:03(6758)4062

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